「施工管理」と「五輪の書」
2010年05月28日
こんにちは、法人技術担当の三村です。
『観見二眼(かんけんにがん)』
私は主にビルセキュリティやマンションセキュリティの施工管理業務を担当していますが、今回は私が普段業務に当たる際に心がけている格言ついて書かせて頂きます。
『観見二眼(かんけんにがん)』
剣豪宮本武蔵の、著作『五輪書』の中に出てくる言葉ですが(武蔵の強さはこの観見二眼にあったとされている)その五輪書の水の巻にこんな記載があります。
観見二つの事、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也。
簡単に説明しますと「目には観の目と見の目があるが、観の目を強くし、見の目は弱くする。離れた所の動きを掴み、身近なものは離して見る事が兵法の上で最も大切である」というような意味です。
私は『見の目(一つひとつの細かいこと)』に惑わされず、『観の目(全体)』で見よ、と解釈しているのですが、ここで実際にあった強盗事件を例にこの言葉を考えて見ます。
名古屋市のカー用品販売店で、近くにいた通行人から "壁に穴が開いている" と110番があった。署員が駆け付けたところ、店舗北側の壁に穴が開いており、倉庫のカーナビ37台1000万円相当が盗まれていた。
この店舗にセキュリティ機器を設置する場合『見の目(一つ一つの細かいこと)』とは窓や入り口扉などの開口部で通常考えられる侵入口を指し、『観の目(全体)』とは店舗内の空間を指すとします。
開口部にだけ捕らわれセンサを取り付けると、このように壁に穴をあけられ侵入された場合センサで検知できないという事態になります。セキュリティ機器を設置する立場として失報は絶対に合ってはならないことです。
今年はじめに起きた下記事件も同様です。
東京銀座の時計・貴金属店から高級腕時計など約200点(3億円相当)が盗まれた事件で、犯人は穴を開けやすい排気口部分の壁をくりぬいて店内に侵入していたことが店関係者の話で分かった。
また、地下1階の約20個のショーケースのうち、赤外線センサが利く売り場奥側のケースは壊されていなかった。犯人がセンサの位置を事前に把握していた可能性が高いとみている。
これらの事件のように不法行為を行う側は通常考え付かない手口をつかったり日々犯罪スキルを上げてきていますので、私は工事を担当する際、この武蔵の『観見二眼』をいつも念頭に置き常識に捕らわれず空間全体を意識して死角が出来ないよう施工に当たるよう心がけておりますし、図面上だけでシステムを構築せず必ず事前に自分の目で現場調査するようにしています。
また新築の大きい現場の打ち合わせのときなども観見二眼を意識しています。
自分の仕事や意見(見の目)と客観的に見た自分の仕事や意見(観の目)のバランスを上手く保つことで他業種の方とスムーズに仕事ができたりします。
なにやら少し固い話になってしまいましたので最後に我が家で導入していますセキュリティシステム(?!)を紹介させて頂きます。

トイプードルの ≪アンジー≫ とヨーキーの ≪ラン≫ です。
不審者が近づくと吠えるという機能が付いていますが、私が帰って来ましても吠えるので誤報多発です・・・。
私が施工管理を担当した東急セキュリティのシステムに比べますと、信頼度は低いですが可愛さでカバーしております。^^








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