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投稿日 2024.10.11

強盗の実態と効果的な対策—被害を未然に防ぐために知っておくべきこと

強盗の実態と効果的な対策—被害を未然に防ぐために知っておくべきこと

2022年頃から「闇バイト」を使った侵入強盗事件が全国で相次いで発生しています。この記事では、強盗の手口と被害、具体的な対策について詳しく解説します。

防犯意識を高め、安心して暮らせるように、被害を未然に防ぐための知識を身につけましょう。

強盗事件の増加

強盗事件の増加

近年、犯罪グループが闇バイトで実行犯を募り実行する凶悪な強盗事件は全国で発生しており、ニュースで取り上げられるケースも少なくありません。犯人は金品を奪うために暴力や脅迫を伴うことが多く、その被害は財産だけでなく、被害者の心身にも深刻な影響を及ぼします。

 また、こういった犯罪は“一軒家にお住まいの高齢者”がターゲットとなりやすい傾向にあります。

一軒家では、外部からの助けが得にくいため標的にされやすく、加えて高齢者は身体的に抵抗しづらいため、強盗に遭いやすい傾向があります。

※出典:警視庁 犯罪統計資料(令和5年1~12月分【確定値】)

強盗事件の増加

そもそも「強盗」とは?「闇バイト」とは?

そもそも「強盗」とは?「闇バイト」とは?

では、そもそも「強盗」「闇バイト」とはどういったものなのでしょうか。

「強盗」とは、脅迫や実力行使などによって他人の財物を無理矢理奪う犯罪のことをいいますが、 住宅などの建物に侵入し凶器などで住人を脅して金品を強奪する強盗のことを「侵入強盗」といいます。

また、近年の強盗事件のニュースでよく耳にするようになった「闇バイト」とは、SNSやインターネット掲示板などで、短時間で高収入が得られるなどと甘い言葉でアルバイトを募集し、応募してしまうと、詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など、犯罪組織の手先として利用され犯罪者となってしまうアルバイトのことをいいます。警視庁のホームページでも、闇バイトで犯罪者にならないための注意喚起を行っています。

※出典:警視庁 HP

強盗の手口は?

強盗の手口は非常に多様化していますが、いくつかの典型的な方法が確認されています。以下で、よく見られる強盗の手口を紹介します。

入念な情報収集と下見

まず侵入犯罪では、入念な情報収集と下見がされるといわれています。

犯罪グループではネット情報やSNS、街頭アンケート情報をターゲットリストに活用するといわれており、こういったリストをもとに現地を確認し、標的を絞り込むようです。

現地の下見では、「周辺環境の確認」と「生活環境の確認」が行われ、主に以下2点を確認されています。

※出典:住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング~心理と行動-1~

①   入りやすく、逃げ易い立地であるか

②   その家の生活スタイルやセキュリティレベルはどうなっているか

入念な下見と情報収集

侵入の方法 ①ピッキングやドアを破壊しての侵入

侵入の方法 ①ピッキングやドアを破壊しての侵入

多くの強盗は、ドアや窓の脆弱な部分を狙い、鍵をピッキングするか、ドアを強制的に破壊して侵入します。特に古い建物や一人暮らし用のアパートは、セキュリティが甘く、犯罪者にとっては狙いやすい場所となります。

侵入の方法 ②配達員や訪問販売を装った接近

侵入の方法 ②配達員や訪問販売を装った接近

また、高齢者を狙われる場合、犯人はまず信頼を得るために配達員や訪問販売を装って玄関から侵入するケースもあります。信頼をさせることで、家に入り込む隙を作り、油断したところで強盗に及びます。

強盗による被害の実態

強盗による被害は、物理的な損害だけでなく、精神的なダメージが大きいのが特徴です。実際に被害に遭った場合、その後の日常生活にも大きな影響を与えることがあります。

金銭的被害

金銭的被害

強盗の主な目的は金品の強奪です。現金や高価な家電、宝飾品などが狙われ、これらを失うことで経済的なダメージを受けます。特に高齢者や一人暮らしの若者は、再び同じ金額を手にすることが難しい場合が多く、被害は深刻です。

心理的なトラウマ

心理的なトラウマ

強盗に遭うと、被害者は大きな心理的ショックを受けます。特に、暴力や脅迫を受けた場合、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などを引き起こすことがあり、恐怖心や不安感が長期間にわたって続くことがあります。

生活の変化

生活の変化

強盗に遭った後、多くの人が生活の変化を余儀なくされます。たとえば、引っ越しを検討する人や、防犯システムの導入を行う人が増えます。しかし、これらの対応には費用がかかるため、特に高齢者や若者にとっては大きな負担となることがあります。

強盗を防ぐための具体的な対策

強盗被害を防ぐためには、日頃からの防犯対策が非常に重要です。以下に、一人暮らしや高齢者が取るべき具体的な対策を紹介します。

ホームセキュリティの導入や防犯カメラ・センサーライトの設置

ホームセキュリティの導入や防犯カメラ・センサーライトの設置

高齢になってくると、最新の防犯システムを使いこなせないのではと不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、近年では音声ガイダンス付きの防犯システムや、操作が簡単なホームセキュリティ機器も多くなってきています。

何よりも、何かあった際に24時間365日すぐに警備員が来てくれる安心感と、警備会社のステッカーがあることでターゲットとされにくくなるというメリットは大きいのではないでしょうか。

防犯カメラやセンサーライトは、犯罪者にとって大きな抑止力となります。特に玄関や窓の周辺に設置することで、不審者の侵入を未然に防ぐことができます。最近では、手頃な価格で設置できる防犯カメラも増えており、スマートフォンで監視映像を確認できる製品も人気となっています。

ドアや窓の鍵を強化する

ドアや窓の鍵を強化する

ピッキング防止対策として、強固な鍵を取り付けることは基本的な対策の1つです。

二重ロックを設置することで侵入の難易度を上げ、犯罪者にとって「手間がかかる場所」と認識させることが重要です。加えて、ドアスコープやインターホンで訪問者を確認する習慣を持つことも有効です。

近隣住民とのコミュニケーションを大切にする

近隣住民とのコミュニケーションを大切にする

一人暮らしの人や高齢者は、近隣住民とのコミュニケーションを積極的に取ることが防犯対策に役立ちます。

近所の人たちと顔を合わせる機会を作ることで、万が一の際にすぐに助けを求められる環境を整えることができます。また、地域の防犯パトロールや自治会の活動にも参加することで、地域全体の防犯意識を高めることができます。

まとめ

強盗の被害は決して他人事ではなく、特に一人暮らしの高齢者にとって大きなリスクとなっています。しかし、日頃から防犯対策を徹底することで、被害を未然に防ぐことが可能です。

セキュリティの強化や、個人情報管理の徹底など、小さな対策が大きな効果を生みます。安全な生活を送るためにも、今一度自宅の防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。

大切な命と財産を被害から守るためにー東急線沿線の防犯対策なら東急セキュリティのホームセキュリティ

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大切なものを守るために様々な防犯対策を施しても、不安は残るものです。

東急セキュリティでは、こうした侵入犯罪の被害からご自宅とご家族をお守りする「ホームセキュリティ」を提供しています。また、防犯設備士の資格を持つ「セキュリティカウンセラー」がご自宅の防犯状況を診断し、ご予算やライフスタイルもお伺いしながら最適なご提案をいたします。

また、サービス提供エリアの半径約2.5kmごとに1か所の割合で、警備員の待機所を設置し、地域に密着したサービスを提供。緊急時には素早い対応を行います。

東急セキュリティでは、無料の「防犯診断」も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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