
警備会社が提供する「ホームセキュリティ」や「シニア見守りサービス」は、設置したセンサーや緊急ペンダントが異常を検知すると、警備会社へ自動的に通報され、警備員が現場へ駆けつけて対応するサービスです。緊急時に警備員が実際に現地で対応してくれる点は、利用者にとって大きな安心につながります。
一方で、実際に駆けつけた警備員が、どのような流れで現場へ向かい、状況を判断し、どこまで対応してくれるのかといった、具体的な「対応の中身」については、イメージしづらいと感じる方も多いのではないでしょうか。
対応内容は状況ごとに異なり、すべてを一律に詳しく説明することが難しいという側面があるのも事実です。
そこで今回は、警備員の実際の動きを知っていただくために、現場へ駆けつけ対応を行っている当社の警備員にインタビューを行いました。
シニア見守りサービスでの対応事例を中心に、警備員が現場でどのように状況を判断し、どのような思いで対応しているのかをひもといていきます。
警備員:
もともと、警察や消防のような「人を助ける仕事」に興味があって。
「異常があった際に現場へ出動する」という点が、暮らしの安全・安心を支える仕事だと感じて、自分のやりたいことと重なり、入社を決めました。
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警備員は、以下のサービスにおいて異常信号を受信した際に出動しています。
✅ ホームセキュリティ(個人宅向け防犯サービス)
不審者の侵入や火災、ガス漏れなどの異常を、設置されたセンサーが検知します。
✅ シニア見守りサービス
緊急ペンダントの操作や、安否センサーによる異常を検知します。
✅ マンションセキュリティ/法人向け防犯サービス(オフィス・店舗など)
不審者の侵入をはじめ、施設・設備に関する異常をセンサーが検知します。
警備員:
センサーが異常を検知すると、その信号は東急セキュリティの管制センターへ自動的に送信されます。
管制センターでは内容を確認したうえで、最寄りの待機所へ出動指示を行い、警備員が現場へ向かいます。
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警備員:
「転倒」は多いと思います。転んで動けなくなってしまった場合はもちろん、体調が悪くなったきっかけが転倒だった、というケースもあります。
たとえば、転んで頭を打ったものの、そのときは問題ないと感じてそのままにしていたところ、あとから気分が悪くなってしまった、というようなケースですね。
転倒のほかには、急な胸の痛みや頭痛など、体調の急変で緊急ペンダントを押される方も多い印象です。
インタビュアー:出動が多くなる時間帯はありますか?
警備員:
はい。シニア見守りサービスによる出動は、昼間よりも夜間のほうが多い印象です。特に深夜は、ご家族や知人、救急へも直接連絡しづらい時間帯ですよね。そうした心理的な要因もあるのではないかと思います。
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警備員:
管制センターから出動指令を受けたら、まずはお客様のお住まいに関する情報や、あらかじめお預かりしている鍵の情報を正確に確認します。その後、ご自宅までの最短ルートを確認し、誤った物件に向かってしまうことがないよう、登録されている物件写真で外観を確認したうえで現地へ向かいます。
インタビュアー:駆けつけは、基本的に車で向かうことが多いのでしょうか?
警備員:
荒天時や遠方の物件への駆けつけは車で出動し、近隣の物件へはバイクで出動しています。いち早く現場へ駆けつけるため、日頃から道順を正確に把握しておくことが重要です。
インタビュアー:道を覚えるために工夫していることはありますか?
警備員:
待機所ごとに「ルートラン訓練」を行っています。実際の駆けつけを想定して、担当エリアを車で走る訓練です。道を覚えるだけでなく、時間帯によって混みやすい道路や、工事で通れない道がないかも確認していますね。いざという時にスムーズに駆けつけられるように備えています。
インタビュアー:出動の通知を受けたときは、どのような心境で現場に向かっているのでしょうか?
警備員:
出動指示が入ると大きな通知音が鳴るので、鳴った瞬間はドキッとします。ただ、すぐに気持ちが切り替わって、そこからはもう、「1秒でも早く到着すること」「落ち着いて対応すること」を意識しています。
現場に向かう途中も、管制センターがお客様へ連絡して状況を聞き取り、その内容を共有してくれるので、「到着したらまず何を確認するか」「どのように判断するか」と、頭の中で対応の流れを想定しながら運転しています。
現場の状況は毎回違って、同じ対応になることはほとんどありません。想定外のことがあっても、冷静に判断し、対応しています。
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✅警備員が現地へ到着した後の対応は、
現場到着→状況確認→異常の判定(必要に応じて関係機関への連携)→再度警備設定→報告→退出
という流れで行われます。
警備員:
緊急の出動要請を受けたケースを例にすると、ご自宅に到着したら、まずはインターホンを押してお客様にお声がけをします。
もし応答がない場合は、事前にお預かりしている鍵を使って入室します。鍵をお預かりしていない場合は、家の外から異常がないかを慎重に確認します。
その後、お客様と直接お会いできたら、ご様子や体調、会話の内容などを踏まえて、必要に応じて救急車を手配します。
状況によっては、救急隊が到着するまでの間、心臓マッサージやAEDの使用などの応急手当を行うこともあります。
応急手当を行わない場合でも、救急車を待つ間は「大丈夫ですか」とお声がけをしながら、体調の変化がないかを確認しています。
インタビュアー:救急車を呼ぶかどうかは、どのように判断しているのですか?
警備員:
現地で確認して、その場で救急車を呼びます。判断に迷う場合は、管制センターや救急相談窓口(♯7119)に相談することもあります。
また、「救急車を呼ばなくても大丈夫そうだ」と感じた場合でも、警備員の判断だけで決めることはありません。必ずご本人に「救急車を呼ばなくてもよろしいですか?」と確認をしています。
インタビュアー:救急要請をした場合は、救急車が到着したら警備員の対応は終了ですか?
警備員:
いえ、お客様が救急車内へ搬送されたあとも、ご自宅の鍵を確実に施錠し、救急車が現場を出発するまで、その場で見届けます。
また、どの病院へ搬送されたのかも必ず確認し、その情報を報告したうえで、現場を退出します。その後、警備員の対応内容について、管制センターから緊急連絡先へ連絡が入る流れになっています。
インタビュアー:ここまで緊急の駆けつけを例に詳しく伺いましたが、防犯目的の駆けつけでも、対応の流れや考え方は同じなのでしょうか?
警備員:
はい、基本的な流れや考え方は同じです。
ホームセキュリティの場合、鍵を使って室内の異常を点検する前に外周点検を行うなど、 対応内容に一部違いはあります。
ただ、防犯でも見守りでも、まずは現場で状況を確認し、状況に応じて警察や消防などの関係機関と連携するという点は共通しています。
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警備員:
そうですね。まず初めに自分の名前を名乗り、「東急セキュリティが駆けつけました」とはっきりお声がけするように心がけています。
私たちは、ご自宅に到着したら必ずインターホンを鳴らします。誰が来たのか、本当に警備員なのか不安に思われる方も多いのではないかと思っていて。
まずは東急セキュリティの警備員であることをお伝えし、社員証をお見せして安心していただくようにしています。
インターホンを押しても応答がない場合に鍵で入室する際も、玄関に入った時点で大きな声で名乗り、突然人が入ってきたと感じさせないよう、最大限配慮しています。
また、シニア見守りサービスの駆けつけの場合は特に、お客様に安心していただけるよう、できるだけ分かりやすく、ゆっくりとした優しい口調でお話しするよう心がけていますね。
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警備員:
ご夫婦で暮らされているお客様から、早朝に緊急ペンダントが押されたと出動したケースが、特に印象に残っています。
到着すると、旦那様がご自宅内で倒れていて、奥様から「トイレに行く際に転倒し、一時的に意識がなかった」と状況を伺いました。
到着時には意識があり、会話もできる状態でしたが、耳からの出血が見られたため、頭部を打っている可能性があると判断し、救急車を手配しました。
対応後に「駆けつけてくれてありがとう。本当に助かりました」というお言葉をいただき、心に残っています。
インタビュアー:奥様が最初に救急車を呼ぶこともできたと思いますが、まず警備員を呼ばれたのはなぜだと思いますか?
警備員:
そうですね。救急車を呼んでいいのかどうか、迷われていたのだと思います。
実際に管制センターから救急の出動要請を受けて駆けつけると、けがをして出血していたり、かなり体調が悪そうだったりと、明らかに救急車を呼んだほうがよい状況でも、救急車を呼ぶかどうかを躊躇されているお客様は多いです。
そういった状況で、警備員が現場に駆けつけて状態を確認し、「救急車を呼びましょう」と判断を後押しすることも、私たちの役割の一つだと思っています。
また、緊急ペンダントが押されて通知が管制センターに届くと、管制センターから必ずお客様へご連絡が入ります。電話で管制センターへその場の状況を伝え、相談できるという点も、まず警備員を呼ばれる理由の一つだと思います。
いきなり救急車を呼ぶのは「おおごとになりそうで嫌だ」と心理的なハードルを感じる方も多いので、「まずは人に来てもらって相談したい」という気持ちで、警備員を呼んでいただけているのではないでしょうか。
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警備員:
やはり、緊急時に「人」、特に知識や経験を持つ「警備員」が駆けつけ、その場の状況を見ながら判断し対応できる点が大きいと思います。
ホームセキュリティの場合は、「警備員が駆けつける」ことに加えて、センサーによる異常の早期発見や被害の最小化、ステッカーによる犯罪抑止効果など、多面的に防犯対策としての価値が高いと感じます。
また、シニア見守りサービスでは、これまでお話ししたように、実際にお客様のもとへ駆けつけると「どうしたらいいのか分からず困っている」場面が本当に多くあります。
救急車を呼ぶべきか迷われているときに、こちらが状況を確認しながら「このように対応しましょう」とお伝えすると、それだけで表情が少し和らぎ、安心される方もいらっしゃいます。
万が一の緊急時にも「必ず来てもらえる」というバックアップがあることは、日々の暮らしの中で大きな安心感につながっているのではないかと、お客様と接していて感じますね。

ご自宅に設置したセンサーが異常を検知すると、警備員が駆けつける防犯サービスです。センサーはカスタマイズが可能です。防犯設備士の資格を持つセキュリティカウンセラーがご自宅の防犯状況を診断し、お客様に最適な防犯プランをご提案しています。
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緊急時にボタンを押すことで警備員を呼べる「ペンダントプラン」や、安否確認センサーと非常ボタンが一体になった「置くだけプラン」など、ライフスタイルに合わせてサービスをお選びいただけます。工事や通信回線が不要で、低価格で手軽に始めていただけるサービスです。

サービス提供エリアを東急線沿線地域21市区に限定し、沿線地域に特化したセキュリティサービスを提供しています。サービス提供エリア内に、半径約2.5kmに1箇所の割合で警備員待機所を配置しているため、万が一の際にも迅速な駆けつけ対応が可能です。防犯診断・見積もりは無料で承っております。どうぞお気軽にご相談ください。