東急セキュリティ
情報局

子ども
投稿日 2026.03.02

子どもの留守番時の防犯対策 ―犯罪から子どもを守るには?

はじめに

春から小学生になる、あるいは学年が上がるタイミングで、子どもに留守番を任せる機会が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。仕事の都合などで、やむを得ず子どもだけで過ごしてもらう場面もあるかと思います。

留守番中に心配な出来事としては、けがや体調不良など、様々なトラブルが挙げられますが、そのリスクの1つに犯罪に巻き込まれる危険も潜んでいます。子どもに怖い思いをさせたり、身の安全が脅かされたりする事態は、何としても避けたいものです。

そこで本コラムでは、子どもが留守番しているなかで想定される3つの犯罪リスクその対策について解説いたします。

留守番中の犯罪リスク① 侵入者との鉢合わせ

留守番中に想定される犯罪リスクの1つが、思わぬ侵入者と鉢合わせてしまうことです。

具体的には、泥棒(空き巣・居空き)との遭遇が考えられます。

泥棒の手口で最も多い「空き巣」は、本来、留守の家を狙って侵入しますが、「誰もいないと思って入ったら子どもがいた」という状況も起こり得ます。また、住人が在宅中に、隙を見て家の中に侵入する「居空き」という手口もあります。

こうした泥棒と鉢合わせてしまうと、「居直り強盗」(逃げずに暴行や脅迫をして金品を奪おうとする)へ変貌するおそれがあり、非常に危険です。

子どもに守らせたい防犯ルール

✅戸締まりの徹底

一戸建住宅への侵入窃盗で最も多いのは、鍵のかかっていない窓やドアからの侵入です。そのため、日頃から鍵をかける習慣を身につけておくことが大切です。

子どもには次の防犯ルールを守らせるよう約束しましょう。

  • ・帰宅したら必ず玄関ドアの鍵をかける
  • ・窓・勝手口は施錠し、子どもに開けさせない


玄関ドアに「鍵をかける」と書いたメモを貼っておいたり、帰宅時に鍵をかけたかどうかを指さし確認したりするなど、忘れないための工夫を取り入れるのもおすすめです。

保護者が備えておきたい防犯対策


✅窓の防犯対策の強化

子どもが留守番をしている際に侵入者と鉢合わせるリスクを減らすためには、家そのものの防犯性を高めておくことが欠かせません。

特に一戸建て住宅では、無施錠に次いで多い侵入手口が、窓ガラスを割って侵入する「ガラス破り」です。そのため、窓の防犯対策を強化しておくことは、留守番中の安全性を大きく高めるうえで非常に重要です。

窓の防犯対策は、大きく次の2つの視点で考えると効果的です。


  • ①侵入しにくくする(物理的な対策)
  • ②入ろうと思わせない(心理的抑止)

①侵入しにくくする(物理的な対策)

窓ガラスが割れるまでに5分以上かかると、侵入者が諦める傾向が高まるとされています。そのため、侵入に時間がかかるような物理的な対策を講じることが有効です。

【窓の物理的な強化例】

  • ・シャッター・面格子の設置
  • ・防犯フィルムの貼付
  • ・防犯ガラスへの交換
  • ・防犯性の高いクレセント錠への交換
  • ・補助錠の設置


特に、CPマーク付きの製品(防犯性能が高い建物部品にだけ付けられる認定マーク)を選ぶのがおすすめです。破るまでに時間がかかり、破壊時には大きな音も出るため、侵入者に敬遠されやすくなります。

②入ろうと思わせない(心理的抑止)

物理的な対策に加えて、防犯グッズ防犯設備を組み合わせることで、抑止力を高めることができ、より高い防犯効果が期待できます。

【防犯グッズ・防犯設備の導入例】

  • ・防犯砂利を敷く
  • ・センサーライトの設置
  • ・人感ブザーの設置


侵入者に「見つかるかもしれない」「捕まるかもしれない」と感じさせることで、犯行を未然に防ぐ効果があります。

✦狙われやすい窓の特徴

効果的な防犯対策を行うには、まず「どんな窓が狙われやすいのか」を知っておくことが大切です。以下のチェックリストを参考に、ご自宅の窓の状態を確認してみましょう。

✅防犯目的で作られていない窓

以下のガラスの場合、いずれも防犯目的で作られていないため、防犯性は期待できません。

フロートガラス広く使われている標準的な一枚ガラス。
複層ガラス2枚以上のガラスの間に空気層を設けた構造のガラス。断熱・結露防止が目的。
網入りガラス金属ワイヤー入りの防火ガラス。延焼防止が目的。
強化ガラス耐風性が高く、割れると粒状に砕ける安全ガラス。

✅大きい窓

以下のような大きな窓に防犯対策がされていない場合、目をつけられやすくなります。

掃き出し窓大きくて出入りしやすく、人が出入りしていても周囲から不自然に見えにくいため、狙われやすい
足場が近くにあるベランダの窓大きくて作業がしやすいうえ、少し屈むだけでベランダの壁に隠れられるため狙われやすい。物置・室外機、雨どいなどが足場になりやすい。

✅侵入者が行動しやすい環境にある窓

侵入者は、人目につきにくく、発見されにくい環境にある窓(家)を狙う傾向があります。次のような環境に心当たりがある場合は注意が必要です。

道路や外から見通しが悪い塀や植栽などの陰になり外から見えにくい窓は、侵入の様子を目撃されるリスクが低くなるため狙われやすい。
逃走しやすい場所にある行き止まりがない/駅が近い(人ごみにまぎれやすい)/通行人が少ない/二方向の道路に面した角地など

留守番中の犯罪リスク② 不審者の訪問

突然の訪問者の中には、強盗目的や子どもを狙う不審者など、悪意を持って近づいてくる者が紛れている可能性があるため注意が必要です。

典型的な手口としては、訪問者を装って玄関を開けさせ、そのまま押し入るケースがあります。

【よくある偽装例】

  • ・宅配業者を装う
  • ・「お母さんの友達だよ」などと知り合いを装う


子どもに守らせたい防犯ルール

✅玄関ドアは絶対に開けない

誰が来ても玄関ドアを開けないように、あらかじめ約束しておくことが大切です。

✅インターホンには原則でない

特に留守場をする子どもが小学校低学年~中学年の場合は、「誰が来てもインターホンには出ない」と約束し、自宅の防犯をしっかり固めておく方が安心です。

 インターホン対応については意見が分かれるところで、空き巣に留守だと思わないよう、親が在宅しているように装った応対(「お母さんは今取り込んでいるので後にしてください」など)をさせたほうがよいという考え方もあります。

しかし、応対をさせることで、いざ悪意をもった者が訪問してきた時に、たとえ子どもが危険性を理解していても

  • ・相手の言葉に惑わされてドアを開けてしまう
  • ・うっかり「親がいない」と伝えてしまう

などの行動をとってしまい、犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあります。

そのため、応対させるかどうかは、子どもの年齢や性格などを踏まえ、家庭で慎重に判断することが大切です。

保護者が備えておきたい防犯対策


上記のルールを守らせたうえで、以下のような対策を保護者が行っておくと、より不安を減らせます。

✅宅配の受け取り方の工夫

子どもが対応しなくて済むよう、事前に次のような対策をしておきましょう。

  • あらかじめ大人が在宅している時間帯日時指定をする
  • ・宅配ボックスがある場合は、宅配ボックスを利用する


 ✅子どもが直接応対せずに済むインターホンの導入

最近のインターホンには、

  • ・ボタンを押すと自動音声で断ってくれる機能
  • ・スマートフォンと連動し、外出先から保護者が応対できる機能

などが備わったものもあります。こうしたインターホンであれば、訪問者が来ても子どもが直接対応せずに済むため安心です。

留守番中の犯罪リスク③ 帰宅時を狙う押し込み

学校や習い事などから帰宅し、そのまま子どもに留守番を任せる場合には、帰宅直後に潜む犯罪リスクに注意が必要です。帰宅途中の子どもの後をつけたり、玄関周辺に潜めて待ち伏せしたりして、子どもが玄関ドアを開けた瞬間に背後から押し入り、犯行に及ぶケースが報告されています。

前項で解説した「玄関ドアを開けさせて押し入る手口」とは別のタイプの押し込みですが、いずれも目的は同じで、金品目的の強盗や、子ども自身を狙った犯行につながるおそれがあり、非常に危険です。

子どもに守らせたい防犯ルール


✅ 玄関ドアを開ける前に周囲を確認する

鍵を取り出す前に周囲を見て、怪しい人影がないか確認してから鍵を出すようにさせましょう。

【もしも怪しい人がいたら】

無理に家に入ろうとせず、人のいる方向へ歩きながら様子を見るようにしましょう。少しでも危険を感じたら、ためらわずに周囲に助けを求めるよう、あらかじめ理解させておくことが大切です。


 ✅ 鍵は見えない場所にしまい、玄関先ですぐ取り出せるようにする

首から鍵をぶら下げたり、手に持ったまま歩いたりすると、「この子はこれから留守番をするのかもしれない」と気づかれ、狙われる可能性があります。また、玄関先で鍵を探すのに時間がかかると、不審者に近づかれるリスクも高まります。

 【しまい方の例】

・伸びるリール付きのキーケースをランドセルの内ポケットや金具に取り付ける

鍵が外から見えず、かつ玄関先ですぐ取り出せるしまい方がおすすめです。親子で話し合い、常に同じ場所にしまうルールを決めておきましょう。

保護者が備えておきたい防犯対策

✅玄関近くに防犯カメラを設置する

玄関が奥まっていて周囲から見えにくい構造の家は特に注意が必要です。玄関付近に防犯カメラを設置して抑止力を高めましょう。また、玄関付近にごみ箱や大きな植木など、人が隠れやすい場所がないか確認し、周囲を整理して死角をつくらないようにすることも大切です。

留守番中の非常時に備えた連絡ルール

防犯ルールや防犯対策とあわせて、子どもが留守番中に不安を感じたとき、すぐに大人へ連絡できるよう準備しておくことも大切です。次の点を親子で確認しておきましょう。


  • ・誰にどの順番で連絡するか決めておく(例:①母 ②父 ③祖父母 ④近隣の知人)
  • ・連絡先を子どもの目につく場所に貼っておく
  • ・子どもが使用する電話端末に、保護者や祖父母の番号を登録し、すぐ発信できるようにしておく

東急セキュリティのホームセキュリティ

ご自宅の防犯力を高める対策として、また、子どもが留守番中に不安を感じた際に、外部へ異常を知らせる手段のひとつとして、ホームセキュリティの導入も有効です。

当社サービスの紹介

『ホームセキュリティ〈しっかりプラン〉』

ご自宅に設置したセンサーが異常を検知すると、警備員が駆けつけます。センサーはカスタマイズが可能です。防犯設備士の資格を持つセキュリティカウンセラーがご自宅の防犯状況を診断し、お客様に最適な防犯プランをご提案いたします。

『ホームセキュリティ〈ペンダントプラン〉』

工事や通信回線が不要で利用できる、ペンダント型の非常ボタンです。ボタンを押すだけで警備員が駆け付けるため、万が一の備えとして子どもに持たせておくと安心です。

お子さまの見守りサービス『エキッズ』

お子さまが、PASMOで東急線自動改札機や東急バス運賃機にタッチすると保護者様の携帯電話にメール配信されるサービスです。お子さまお一人での電車・バスの通学・通塾・習い事などの際「無事着いたかな」「もうすぐ帰る頃かな」などの不安を解消します。

当社サービスの特徴

サービス提供エリアを東急線沿線地域21市区に限定し、沿線地域に特化したセキュリティサービスを提供しています。サービス提供エリア内に、半径約2.5kmに1箇所の割合で警備員待機所を配置しているため、万が一の際にも迅速な駆けつけ対応が可能です。

防犯診断・見積もりは無料で承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

子どもが留守番をする際には、侵入者との鉢合わせ不審者の訪問帰宅直後の押し込みなど、様々な犯罪リスクが潜んでいます。無防備な状態では狙われやすくなるため、日頃から防犯意識を高め自宅の防犯力をしっかり整えておくことが大切です。

子ども自身が守るべき防犯ルールは、どれも基本的ですが非常に重要です。「帰宅したら玄関ドアの鍵をかける」「誰が訪ねてきてもドアを開けない」など、本コラムで紹介したルールを参考に、日頃から親子で繰り返し確認しておきましょう。また、あわせて非常時に連絡する相手や連絡先も確認しておくと安心です。

犯罪の手口は年々多様化し、より巧妙になっています。だからこそ、未然に防ぐ意識と準備が欠かせません。子どもが安心して留守番できるよう、家庭でできる対策をしっかり進めていきましょう。

資料を
ご検討中の方はこちら

お電話でのご相談はこちら

0120-109-253
受付時間 9:00-17:00 年末年始除く

オンラインでの
ご相談もお気軽に